いわゆる「みかじめ料」を支払ったとして風俗店の店長が、暴力団員とともに県の暴力団排除条例違反の疑いで逮捕されました。
去年2月に支払った店側にも罰則が科されるようになって逮捕者が出たのは今回が初めてです。
逮捕されたのは、神戸市三宮にある風俗店の47歳の男の店長と、神戸山口組系の48歳の暴力団員です。
警察によりますと、ことし4月、店長は暴力団員の男にみかじめ料として現金90万円を払ったとして、県の暴力団排除条例違反の疑いが持たれています。
調べに対して2人とも容疑を認めているということです。
改正されて去年2月に施行された県の暴力団排除条例では、神戸市の三宮と福原、尼崎市の神田新道、姫路市の魚町のつの地区で、みかじめ料を要求した暴力団側だけでなく、支払った店側についても1年以下の懲役、または50万円以下の罰金を科していて、このケースで暴力団員と店側の関係者が逮捕されるのはともに今回が初めてです。
警察はみかじめ料が暴力団の資金源になっていたとみて、調べています。